MF-CFU3GY レビュー エレコム USB Type-C USBメモリ PCとスマホで使用できるのが最大の特徴。最新のデバイスで普及しているUSB Type-Cポート専用の超小型設計USBメモリ。接続時に本体から約 9 mm しか突出しない圧倒的なコンパクトさが嬉しい。
MF-CFU3GY レビュー
エレコムから2025年10月にリリースされた超小型 USB Type-C メモリ MF-CFU3GY シリーズは、ノートPCや最新のスマートフォン・タブレットといったType-Cポート搭載デバイスの容量不足を解消するために設計された画期的な製品である。
突出部分がわずか約9mmという超小型設計により、「挿しっぱなし」での運用を可能にし、PCに装着したままの持ち運びの利便性を実現した。また、Type-Cコネクタの採用により、PCと対応するAndroidスマートフォンやiPadとの間で、アダプターなしに直接高速データ転送(最大読み込み200MB/s)が可能であり、現代のマルチデバイス環境におけるデータ交換の煩わしさを解消する決定版とも言える。セキュリティ機能「PASS」も搭載しており、高速性、利便性、安全性を高い次元で両立させたモバイルワーカー必携のアイテムだ。
主な特徴
MF-CFU3GYシリーズは、最新デバイスで主流となっているUSB Type-C専用の超小型USBメモリである。
- 接続時に本体から約9mmしか突出しない超小型設計により、PCやタブレットに装着したまま持ち運んでも邪魔になりにくい。
- USB Type-C(オス)コネクタを採用し、変換アダプターなしで最新のPCやスマートフォンと接続できる。
- USB 3.2 Gen1に対応し、読み込み速度は最大200MB/s(容量により異なる)と高速。
- PCを介さず、AndroidスマートフォンやiPadとの間で写真や動画の直接転送が可能。
- パスワード自動認証機能「PASS」を搭載し、紛失時の情報漏えい対策にも配慮されている。
- ストラップホールを備えており、単体で持ち運ぶ際の紛失防止にも対応。
メリットとデメリット
メリット
最大の利点は、挿しっぱなしで使える点にある。突出部分が小さいため、PCに装着したままでも破損リスクが低い。Type-C対応により、PCだけでなくスマートフォンやiPadとも直接データ転送ができ、汎用性が高い。読み込み速度も速く、外部ストレージとして快適に利用できる。PASS機能によるセキュリティ面も安心材料だ。
デメリット
超小型設計のため、高速転送や連続使用時には本体が熱を持ちやすい傾向がある。読み込み速度に比べ、書き込み速度は控えめな場合があり、大容量データの頻繁な書き込み用途には不向きなこともある。また、物理的に小さいため、単体で持ち運ぶ際は紛失に注意が必要だ。
スペック・仕様・性能
インターフェースはUSB 3.2 Gen1およびUSB 2.0に対応し、コネクタ形状はUSB Type-C(オス)。
容量は32GB、64GB、128GB、256GBなどをラインナップ。64GB以上のモデルでは、読み込み最大200MB/sの性能を公称している。PASS機能に加え、専用ソフトを利用することでAES256bitのソフトウェア暗号化にも対応。USBバスパワー駆動で、サイズは約20.0×14.0×9.0mm。保証期間は1年間。
実機レビュー(総評)
本製品は、USBポートに常時装着してストレージを拡張したいユーザーのニーズに的確に応えるモデルである。装着後は存在を忘れるほど自然な使用感が魅力だ。
Type-Cのみを搭載するMacBookやiPad Proとの相性も良く、手軽な外部ストレージとして活躍する。発熱や書き込み速度には注意が必要だが、超小型・高速・セキュリティを重視するモバイル用途では非常に完成度が高い。
おすすめユーザー
- USB Type-C搭載ノートPCで、容量拡張用ストレージを常時接続したいユーザー
- PCを使わず、スマートフォンやタブレット間で直接データ移動したいユーザー
- 出張や外出先で、安全かつ素早くデータ管理を行いたいモバイルワーカー
よくある質問(FAQ)
Q1: スマートフォンで利用する際、専用アプリは必要か?
通常のデータ読み書きは、対応するAndroid端末やiPadの標準ファイル管理アプリで可能。ただし、PASS機能などのセキュリティ設定はPC用の専用ソフトが必要となる。
Q2: 挿しっぱなしのままPCを閉じても問題ないか?
超小型設計のため多くのノートPCで問題なく使用できるが、USBポートの位置によっては干渉する可能性があるため事前確認が望ましい。
Q3: 読み込み最大200MB/sは全容量共通か?
一般的に128GBや256GBなどの大容量モデルの方が最大速度を発揮しやすい。32GBモデルなどでは速度が低く設定されている場合があるため、購入前に仕様確認が推奨される。

