●署長インタビュー
 
長野税務署署長インタビュー 令和5年  
 
 令和5年9月14日木曜日、長野税務署において田中達也署長に長野地区納税貯蓄組
合連合会から広報活動の重点事業としてインタビューを実施いたしました。
 
 署長にはまことにお忙しいところ大変恐縮に存じますが、長野地区納貯連の広報活動の重点事業として、インタビューにお伺いしました。
 よろしくお願いいたします。
 
【インタビュー】
納 貯:  まず、出身地についてお尋ねします。
署 長:  佐久市の出身で、毎日佐久市の自宅から通勤しています。
 長野県の勤務は、昭和62年の夏から上田署で3年、平成23年に佐久署の総務課長で1年、令和2年に諏訪署の署長で1年と、今まで通算5年の勤務がありますが、長野署の勤務は初めてです。
納 貯:  長野税務署管内の市町村についての印象をお聞かせください。
署 長:  第一印象は、空気が綺麗で爽やかな印象を受けました。
 善光寺をはじめとする名所旧跡が各地にあり、伝統や文化の薫りが感じられる土地柄でありながら、豊かな自然が多く、また戸隠や小布施などの観光名所も多く、非常に魅力的な地域であると思います。
 また、りんごやブドウなどの農産物やおやきなどの名産品、さらには地酒やワインの種類も豊富で、生活するにも楽しみを多く得られる土地だと感じています。
納 貯:  毎日お忙しいと思いますが、仕事のストレス解消法といいますか、休日などの余暇はどのように過ごしていらっしゃいますか。
 ご趣味など含めたところでお教えください。
署 長:  土に触れることが好きで、自宅では素人の畑仕事を趣味にしています。
 広い土地ではありませんが、ナス、トマト、ピーマン、キュウリ、オクラ、ジャガイモ、ネギ等々、楽しんでできるよう品目を多く作っています。
 やはり土をいじっていると没頭し、ストレス解消にもなっています。心が落ち着くのだと思います。
 ドライブも好きです。長野界隈はドライブに最適で、最近では高山村や戸隠方面、旧大岡村にも行ってきました。
納 貯:  今までの仕事上のご経験や勤務された場所についてのエピソードがありましたら、お教えください。
署 長:  当局管内は6県ありますが、これまで関信局での勤務のほか、茨城県、群馬県、埼玉県、長野県そして東京局での勤務経験があります。残念ながら栃木県と新潟県の勤務はありませんでした。
 これまで国税局、税務署を通じて、主に徴収(滞納処分)に係る仕事に携わってきました。
 思い出といえば、国税局の特別整理部門に在籍していた当時、滞納者の財産を追いかけて、北海道、沖縄、九州、四国など、全国の各地をまわりました。
 仕事で出掛けた際、その土地の文化や歴史などの特性に触れ、見聞を広められたことが、思い出であり良い経験となりました。
納 貯:  署長が、日ごろ信条とされていること、あるいは、好きな言葉(いわゆる座右の銘)は、お有りですか。
署 長:  好きな言葉というより、口癖かもしれませんが、「本音ベース」「ざっくばらんに」「腹割って」「飾らず、奢らず」「格好つけず、ありのままで」等々を良く口にしており、自分自身も口にしたことを実践するよう心掛けています。
 また、仕事は熱意を持って前向きに、明るく、楽しく、元気良くやることを信条としており、職員にも常々、「明るく(前向きに)楽しく(主体的に)元気よく(スピーディーに)」仕事に取り組むよう、指導しています。
 反対に、仕事に一生懸命取り組んだ分、休日は自分のために時間を作ることが非常に大事だと思っています。
納 貯:  私たち納税貯蓄組合に何を期待されますか。
署 長:  長野地区納税貯蓄組合連合会の皆様には、期限内完納の推進、自主納付体制の確立や租税教育の推進等を図るため、様々な活動に取り組むなど、税務行政に対しまして、日頃から深いご理解と格別のご支援とご協力を賜っており、厚くお礼申し上げます。
 貴会の様々な取り組みの中で、特に、中学生の「税についての作文」事業につきましては、次代を担う中学生が、税についての関心を持ち、その重要性を認識していただくために大変重要な機会となっています。引き続き、当事業が多くの生徒の皆さんに関心を持っていただけるよう、共に取り組んで参りたいと考えておりますので、今後ともご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
納 貯:  そろそろお約束の時間となってしまいましたが、本日のインタビューはいかがでしたか。
 最後に一言ありましたら、お願いいたします。
署 長:  納税貯蓄組合は、基本目標である納税資金の備蓄を通して、期限内完納を目指す活動に取り組み、国と地方財政の確立に大きな役割を果たしてきた団体であり、税務行政の大切なサポーターでもあります。消費税のインボイス制度の定着やキャッシュレス納付の利用促進など、税務を取り巻く課題への取組が山積する中、納税貯蓄組合の皆さまにおかれましては、これからも私どものよき理解者として円滑な税務行政に寄与されますようお願いいたします。
 なお、本年度の納税貯蓄組合の新規施策として、篠ノ井駅前で開催される「軽トラ市」にて、「税金クイズ」のイベントを開催されると伺っております。このような独自の取組により、納税貯蓄組合がより一層活性化し、ますますご発展されることを期待しております。
 本日は、ありがとうございました。
納 貯:  本日は、長時間にわたりいろいろお話をいただき、ありがとうございました。