急増するインターネット人口

日本のインターネット人口は2006年2月調査時点で7,361万9千人になりました。その8年後の2014年12月末時点のインターネットの普及率(過去1年間にインターネットを一度でも利用したことがある人の率)は82.8%・利用者人口は1億0018万人になりました。

この爆発的な数値は、日本に限らず世界が同様の数字になっています。

ちなみに、2023年における日本のインターネット人口は約1億1,660万人と推定されています。これは日本の総人口の約93.7%に相当します。私たちの生活にインターネットは、必須のツールとなりました。

総務省|平成29年版 情報通信白書|インターネットの普及状況

情報発信する手段が「ネットを使って」はもう欠かせないツールではなくもはや必須ツールとなりました。ホームページもブログなどを活用して、さらにフェイスブックで、さまざまな形で発信できるようになりました。企業はSNSのシグナルを無視できなくなり、ヒット商品を出すには多くの人の口コミやネットに溢れる情報からキラリと光るものをつくるのが難しくなりました。

弊社が創業した平成14年は、まだまだホームページを作成しても集客できないお客様が多く制作費も割高に感じる方が多かったように思います。現在(平成27年)は、ある程度、ターゲットにするお客様の属性が明確で、コンバーションしたいキーワードも具体的なお客様が増えており、最初からサイト設計が具体的で余計なページ、コンテンツは不要とするサイトが多く見られます。

弊社では、不動産DBをはじめとして、CGIを使ったSEOに強い動的サイトの作成を行っています。個別ページ、いわゆる商品ページやサービスページは、csv 形式をhtml で出力し、検索キーワードに対しては動的に出力するサイトの構築を行っています。

ひとつの商品、サービスページを作成したらサーチコンソロールで丁寧にインデックスさせ、それに関連した内製化のブログからリンクを貼るという方法が一番コストがかからないことも最近わかりました。膨大なサテライトサイトの作成をするぐらいならTGページにコンテンツを追加して内部リンクで丁寧にまわしてCVさせたいページに誘導するのが適切です。

ストイックに利益率を重視するお客様の中には、限られた経営資源を「稼ぎ出すキーワード」に絞りロングテールを拾うという一般のSEO対策は行わない傾向です。ロングテールは、分母は大きいのですが、全体の利益率を考えるとかなり低いものになってしまうからです。

AIがネットビジネスをさらに加速させる

最近、特に注目される AI の進展はネットビジネスの加速に大きく貢献しています。AIがネットビジネスをどのように加速させているかの具体例を示します。

データ分析と予測

AIは大量のデータを迅速かつ正確に分析し、消費者の行動や市場のトレンドを予測することができます。これにより、企業はより効率的なマーケティング戦略を立て、売上を増加させることが可能です。

  • : AmazonはAIを活用してユーザーの購買履歴や閲覧履歴を分析し、個々のユーザーに合わせた商品を推薦しています。これにより、コンバージョン率が向上し、売上が増加しています​ ​。

2. カスタマーサポートの効率化

AIを活用したチャットボットやバーチャルアシスタントは、24時間対応のカスタマーサポートを提供し、顧客の問い合わせに迅速に対応することができます。これにより、顧客満足度が向上し、ビジネスの信頼性が高まります。

  • : 多くの企業が導入しているAI チャットボットは、FAQ 対応や簡単なトラブルシューティングを自動化し、人間のオペレーターの負担を軽減しています​ 。

3. パーソナライゼーションの向上

AIはユーザーの行動パターンを学習し、個々のユーザーに最適化されたコンテンツや商品を提供することができます。これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、リピーターの増加につながります。

  • : NetflixやSpotifyなどのストリーミングサービスは、AIを利用してユーザーの視聴履歴や評価を基に、パーソナライズされたおすすめコンテンツを提供しています​ 。

4. 効率的な広告運用

AIは広告キャンペーンの最適化に役立ちます。リアルタイムでデータを分析し、広告のターゲティングや予算配分を自動調整することで、広告の効果を最大化します。

  • : GoogleやFacebookの広告プラットフォームでは、AIがユーザーの興味や行動に基づいて広告をターゲティングし、広告のクリック率やコンバージョン率を向上させています。

5. サプライチェーンと在庫管理の最適化

AI はサプライチェーン全体のデータを分析し、需要予測や在庫管理を最適化することで、コスト削減と効率化を実現します。

  • : Walmartなどの大手小売業者は、AIを活用して在庫の自動補充や需要予測を行い、商品の欠品や過剰在庫を防いでいます​ ​。

これらのAI技術の活用により、ネットビジネスはより効率的かつ効果的に運営されるようになり、競争力が向上しています。企業はAIを積極的に導入し、ビジネスプロセスの自動化とパーソナライゼーションを推進することで、市場での優位性を確保しています。

ネットから問合せを行うと AI がよくあるQ&Aから返答してくれるケースも多々あります。AI がビジネスそのものを大きく変えていくことが容易に予想されます。