Surface Pro Copilot+ PC 12インチ レビュー デメリット マイクロソフト 2 in 1 PC スペック 仕様 性能カラーバリエーションなどの情報。Microsoft Surface Pro Copilot+ PC 12 インチは、次世代の AI 体験を実現する Copilot+ PC として発売された。
Surface Pro Copilot+ PC 12インチ レビュー デメリット
Microsoft Surface Pro Copilot+ PC 12インチは、最新の Snapdragon X Plus プロセッサを搭載した、AI 機能を強化した 2 in 1 デバイス。タブレットとしてもノートPC としても、利便性が高く、使い勝手に優れている。
メリット
- Copilot+ PCとしてのAI機能: Snapdragon X Plusプロセッサに搭載された45 TOPSのNPUにより、Copilot+ PCのAI機能(Recall、Live Captions、Windows Studio Effectsなど)をフル活用できる。自動フレーミングやポートレートぼかしなどのカメラ機能も強化されている。
- 高い携帯性とデザイン: 約686gと軽量で、厚さも7.8mmと薄く、持ち運びやすいデザインである。ファンレス設計で静音性も高く、洗練された見た目だ。新色のバイオレット、オーシャン、プラチナも魅力的だ。
- 優れたパフォーマンス: Snapdragon X Plusチップにより、一般的なオフィス作業やWebブラウジングにおいて非常にスムーズな動作を実現する。Surface Go 4と比較して300%高速とされている。
- 長時間のバッテリー駆動: 最大16時間のローカルビデオ再生、最大12時間のアクティブなWeb使用が可能で、一日中バッテリーを気にせず使用できる。
- ディスプレイ: 12インチのPixelSense LCDディスプレイは、2160 x 1464 (220 PPI) の高解像度で、最大90Hzのリフレッシュレートに対応し、滑らかな表示と操作が可能だ。個別に色調整されており、色再現性も良好である。
- 汎用性の高い2-in-1: キックスタンドにより様々な角度で自立し、別売りのSurface Pro 12インチ キーボードを装着すればノートPCとして、取り外せばタブレットとして利用できる。Surface Slim Pen 2 にも対応し、手書き入力も快適。
- Web カメラ・マイク性能: フルHDのフロントカメラ(Surface Studio Camera)は、ビデオ会議などに十分な画質を提供し、デュアルStudioマイクも音声フォーカス機能でクリアな音声を届ける。Windows Hello 顔認証にも対応している。
- Wi-Fi 7対応: 最新のWi-Fi 7に対応しており、高速で安定したワイヤレス接続が可能。
デメリット
- アクセサリーは別売り: キーボード、Surface Slim Pen、充電器(モデルによる)は別売りとなっており、これらを含めると全体のコストが高くなる。特にキーボードは必須に近いアクセサリー。
- ポートが少ない: USB-C 3.2 ポートが 2 つのみで、USB-A やヘッドホンジャックがない。変換アダプタが必要になる場合がある。
- ゲームや高負荷作業には不向き: プロセッサ内蔵グラフィックは高性能だが、本格的なゲームや高度なクリエイティブ作業(高負荷な動画編集など)には向いていない。一部のベンチマークソフトも Arm 版Windowsで は動作しない場合がある。
- ディスプレイにOLEDオプションがない: 13インチモデルにはOLEDオプションがあるが、12インチモデルは LCD のみ。コントラストや色の鮮やかさで劣る場合がある。
- 5G対応モデルがない: 5Gデータ接続には対応していない(Wi-Fiモデルのみ)。
- 厚いベゼル: 画面の周囲のベゼルがやや厚めだと感じる人もいるかもしれない。
- AI機能の成熟度: Copilot+ PCのAI機能はまだ初期段階であり、現時点では「必須」と感じられない場合もある。今後のアップデートで真価を発揮することが期待される。
スペック・仕様・性能 (一般的な構成)
- プロセッサ: Qualcomm Snapdragon X Plus (8コア) X1P-42-100、Qualcomm Hexagon NPU (45 TOPS)
- グラフィックス: Qualcomm Adreno GPU
- メモリ: 16GB または 24GB LPDDR5x RAM
- ストレージ: 256GB, 512GB, 1TB UFSストレージ
- ディスプレイ:
- 12インチ PixelSense LCDディスプレイ
- 解像度: 2196 x 1464 (220 PPI)
- 縦横比: 3:2
- コントラスト比: 1200:1
- リフレッシュレート: 最大90Hz (デフォルト60Hz)
- 輝度: 最大400nits (標準)
- 10点マルチタッチ対応
- バッテリー駆動時間:
- ローカルビデオ再生: 最大16時間
- アクティブなWeb使用: 最大12時間
- カメラ:
- 前面: フルHD Surface Studio Camera (1080p) – Windows Hello顔認証、Windows Studio Effects対応
- 背面: 10MP Ultra HDカメラ
- オーディオ:
- Dual Studioマイク (音声フォーカス機能付き)
- Dolby Atmos対応 2Wステレオスピーカー
- ポート:
- USB-C 3.2ポート x 2 (充電、データ転送、DisplayPort 1.4a対応)
- Surface Pro 12インチ キーボードコネクタ
- ワイヤレス: Wi-Fi 7, Bluetooth 5.4
- サイズ: 274 mm x 190 mm x 7.8 mm
- 重量: 約686g
- OS: Windows 11 Home (Arm版)
- その他:
- Microsoft 365 Personal 付属 (モデルによる)
- キックスタンド (165度フルフリクションヒンジ)
- Surface Slim Pen (第2世代) 対応 (ペン収納・充電スロットあり)
Surface Pro Copilot+ PC 12インチは、コンパクトで高性能なモバイルデバイスを求めるユーザー、特にAI機能を活用したいと考えているユーザーにとって魅力的な選択肢となるだろう。ただし、必要なアクセサリーの追加費用やポートの制限を考慮する必要がある。
Surface Pro Snapdragon X Plus 512 型 16GB / 512GB Copilot+PC カラーバリエーション
ストレージ UFS SSD 違いについて
Surface Pro Copilot+ PC のストレージに採用されている UFS とこれまでの SSD との違いについて。
UFS(Universal Flash Storage)とは
- 主にスマートフォンやタブレット、一部の薄型PCなどに使われる組み込み型ストレージ規格。
- 高速な読み書き性能と低消費電力が特徴。
- Surface Pro Copilot+ PC のような ARM 系PC にも採用。
SSD(Solid State Drive)とは
SSD には主に 2 種類。
1. SATA SSD
- 従来の HDD と同じ SATA インターフェース。
- 最大速度:約500 MB/s(SATAの上限)
- 安価だが、速度は NVMe や UFS に劣る。
2. NVMe SSD(PCIe接続)
- 非常に高速(数千MB/s)。
- ハイエンドPCやゲーミングPCに搭載。
- 発熱・消費電力はやや大きめ。
UFS vs SSD 比較表
特徴 | UFS | SATA SSD | NVMe SSD |
---|---|---|---|
主な用途 | スマホ・薄型PC | 一般PC・ノートPC | 高性能PC・ゲーミング |
接続方式 | 組み込み(SoC接続) | SATA | PCIe |
読込速度(目安) | ~2100MB/s(UFS 4.0) | ~550MB/s | ~7000MB/s |
書込速度(目安) | ~1200MB/s(UFS 4.0) | ~500MB/s | ~5000MB/s |
消費電力 | 非常に低い | 普通 | やや高い |
サイズ・重量 | 超小型 | 2.5インチ・M.2など | M.2が主流 |
まとめ:どれが優れている?
- 速度重視の高性能用途:NVMe SSD
- コスパ重視で一般PCに最適:SATA SSD
- 薄型・モバイル・省電力重視:UFS